高アミロース米「亜細亜のかおり」 (2022年に農研機構により品種登録されたシン・コメコ)
2009年頃に、米粉の第1次ブームがありました。当時は、豊作、余剰米の活用の観点で米粉パンに活用する動きが広がりましたが、製粉技術が発展途上で、粉砕時にデンプンの損傷が多く、パンを作っても水分を多く吸収し膨らまないなど、今よりも使い勝手がよくなく、味もよくなかったため定着しませんでした。
それから15年ほどの間に・米粉専用品種が開発される製粉技術が向上し、湿式の気流製粉技術が開発されることで、製粉時のデンプン損傷が10%以下に抑えられ、微細な粒径で製粉が可能になったことで使い勝手の良い米粉が製粉されるようになり、加えて、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)により、米粉専用品種が開発されることで、さまざまな用途に応じたこだわりの米粉が誕生しました。
米の粘り気に関わるアミロースとアミロペクチンの含有率を調整することで、米パンに適した品種、米麺に適した品種、料理に活用しやすい品種など多様な開発が行われ、小麦粉の代替品としての米粉ではなく、「米粉だからおいしい」、「米粉だから新しい食感」の商品がつくられはじめています。
グルテンフリーの機能性だけはなく、多様な健康上のメリットがあり、「おいしいコメコ生活」を広げるこだわりの「シン・コメコ」は、国産100%で安心・安全であるだけでなく、国内の食料自給率の向上にも寄与し、食料安全保障上重要な役割を担う存在になっています。
〇高アミロース米粉の魅力
検討委員会で栽培を検討しているのは、料理の活用範囲がひろく、米麺の製造に適している、高アミロース米品種の「亜細亜のかおり」です。アミロースの含有率が高く、粘りが少ないため、米麺はじめ、さまざまな料理に簡単に利用できます。
レジスタントスターチが含まれており、腸内環境を改善する効果が報告されており、加熱すると他の食材にはない特性が生まれるため、こだわりのシン・コメコ食材として注目されています。
